ふくろうは、わずかな光さえあれば見ることができるよう最大限に発達した目をしています。
メンフクロウの例で言えば、人が物を見分けられるよりも、100分の1程度の明るさで、物体を見分けられるといいます。
ほとんどの動物にとって、真っ暗闇と言っていいなかで獲物を捕らえたり、木にぶつからずに飛べるのは、かつては、ふくろうは赤外線を見ることができるからだと思われていました。
しかし今では、いろいろな実験の結果、ふくろうは人と同じように普通の視覚光線の範囲だけで見ていることが証明されました。
ですから、さすがのふくろうも完全な闇の中では、見ることはできません。
完全な闇の中では、途方もなく発達した聴覚により、音だけで獲物を捕らえるという能力をふくろうは持ち合わせています。
ふくろうは、狩をする動物、ライオンやトラと同じように顔の正面に目が付いています。
正面に付いた目は、見ることのできる範囲(視野)は限られてしまいます。
スズメやハトのような狩をしない鳥は、目が頭の側面についていて、前方から横と、後ろの方までの広い視野を持っています。その方が、襲ってくる敵に早く気づくことができるからです。
しかし、正面に目を持つふくろうは、右と左の目の両方で前方を見ることができるので、物の距離や奥行きといった位置関係を正確に把握することができます。
これは、狩をするうえで非常に重要な点であります。
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