(英名) Ural Owl / (学名) Strix uralensis
ふくろうは、全長48-52cm、羽を広げたときの左右の長さは1メートルほどの大きな鳥です。 ハート型の顔が印象的なフクロウ目フクロウ科に分類されます。 ふくろうは、ユーラシア大陸や日本に分布していて、日本では九州より北の 平地から山地にかけての森林に生息しています。 渡りは行わない定着性のつよい鳥です。 主に小型哺乳類を食べるが、小型の鳥類、昆虫なども食べます。
(英名)Brown hawk owl / (学名)Ninox scutulata
アオバズクは、全長 27〜30cm、羽を広げたときの左右の長さは 66〜70cm。 ハトより、少し大きいくらいのフクロウ目フクロウ科に分類される鳥です。 アオバズクは、中国、東南アジア、インドなどに分布しており、日本には、 5〜6月にわたってくる夏鳥です。新緑の季節の少しあと、青葉の茂る頃になると 姿がみられるようになることから、アオバズクと呼ばれるようになりました。 平地や山地の林に棲みつきますが、市街地でも大きな木があるところにはよくやってきます。
コノハズクは、全長 18〜21cm、羽を広げたときの左右の長さは 42〜49cm。 フクロウ目フクロウ科に分類される鳥で、日本で見られるフクロウのなかまでは、 いちばん小さいフクロウ類です。 ユーラシア大陸、アフリカ、インドなどに分布しており、日本では全国の山地や 平地の森の中に棲んでいます。 夜になると「ブッキョーコー」という声で鳴き、この声が「仏法僧(ブッポーソー)」と聞こえることから 神聖な鳥とされています。 仏・法・僧とは、仏教では三つの宝のことをいいます。
〈コラム〉 ブッポーソーという鳥
昔は、「ブッポーソー」と鳴くのは、この右の写真の鳥だと思われていました。
この泣き声の主が、本当はコノハズクだとわかったのは、わりと最近のことでした。
以来、まぎらわしいので、コノハズクを「声の仏法僧」、
ブッポーソーを「姿の仏法僧」などと呼ぶことがあります。
(英名)Long-eared Owl / (学名)Asio otus
トラフズクは、全長 35〜40cm、羽を広げたときの左右の長さは 90〜100cm。 耳のような長い羽角が特徴的なフクロウ目フクロウ科に分類される鳥です。 英語名でも「長耳フクロウ」という意味で呼ばれています。 トラフズクは、ユーラシア大陸と北アメリカに分布しており、日本では夏のあいだ、 本州中部から北部にやってきて、秋になると南に移動して冬を越します。
(英名)Short-eard Owl / (学名)Asio flammeus
コミミズクは、全長 35〜40cm、羽を広げたときの左右の長さは 95〜105cm。 世界に広く分布しているフクロウ目フクロウ科に分類される鳥です。 日本には、秋に渡ってくる冬鳥です。 コミミズクは、枯れ草の中などをねぐらにしていて、夕方、うす暗くなってくると 農耕地や川原、埋め立て地など開けたところを飛び回るので、フクロウのなかまでは、 都市近郊でも観察しやすい鳥です。
シマフクロウは、全長 約70cm、羽を広げたときの左右の長さは 2メートル近くにもなり、 名前の通り、たてよこにはっきりとした黒いしま模様があるフクロウ目フクロウ科に分類される鳥です。 日本では、いちばん大きなフクロウのなかまです。 シマフクロウの分布している地域は狭く、ロシアのウスリー地方、アムール川流域、 中国の東北部などに分布しています。日本では北海道東部の森にしか棲んでいません。 シマフクロウの主食は、サケ、マスなどの魚で、水面近くにいる魚を鋭いカギ爪で捕らえて、 木の上に運んで食べます。ウサギやカモなども捕らえて食べることもあります。 むかしから北海道に住んでいたアイヌの人たちは、「コタンクルカムイ:“村を守る神様”」 として大切に扱ってきました。しかし開発がどんどん進むにつれシマフクロウの数もしだいに減ってきました。 日本では、1971年に国の天然記念物、1993年に種の保存法施行に伴い国内希少野生動植物種に指定されています。 村を守ってくれていた神様を、今度は人が守ってあげる番ではないでしょうか。
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